予防に勝る治療はない!
そう断言しても過言ではありません
予防に勝る治療はない!
そう断言しても過言ではありません
定期的に歯科医院での治療を受けていない方の多くは、80歳で平均8本程度しか歯が残っていません。これが歯の本数だけに留まる話であれば良いのですが、日本歯科評論の調査によると80歳で歯が20本未満の方の実に80%が非自立、つまり介護が必要になってしまうのです。反対に、20本以上歯が残っている方の91%は介護が必要なく自立した生活を送っています。
当院では、80歳で20本以上の歯を残すために独自の予防システムを確立しています。
医療に「絶対」はありませんが、当院独自の予防システムを受けて頂くことで20本以上の歯を残せる可能性を大いに高めることができます。20本残っていない方でも、それを長く維持し続けることは大切ですので、当院の予防システムを定期的に受診することをお勧めします。
それでは、当院の予防システムをご紹介しましょう。
一般的な歯科医院では、虫歯や歯周病に関する検査を行いますが、検査結果・セルフケアの提案などを口頭で伝えます。人間誰しもそうですが、口頭で言われても自宅に帰ればすぐに忘れてしまうものです。そうしてセルフケアを怠ってしまっては、虫歯や歯周病のリスクを抑えることが難しくなってきます。
当院では、検査結果を図で分かり易く説明し、それを基にどのようなセルフケアをしていけば虫歯・歯周病リスクを下げられるのかを詳しく記載した資料を患者様にお渡ししております。
噛み合わせが悪いことが原因で、特定の歯に過度の力が加わってしまうことがあります。
そうなると次第に歯が「グラグラ」と動揺を始めます。その部分に細菌感染が生じると、急激に歯周病が進行することになります。 また、強い力に耐え切れずに歯が折れてしまい、歯を失うこともあります。
そうならないためにも、すべての歯で力を均等分散できるように噛み合わせを整えることを行い、夜間の歯ぎしり、くいしばりによる衝撃を少なくするためにマウスピースを当院ではお勧めしています。
出典:日本歯周病学会誌
上の統計は、ご自宅でのお口の清掃時、使う道具により落とせる汚れの割合が変わってくることを示したものです。
日本では「歯ブラシ万能主義」が横行しており、歯ブラシで歯を磨けばすべての汚れが除去できると多くの方が間違った認識をしています。
しかし、統計を見て頂きますと分かるように、歯磨きだけでは、汚れの6割しか落とすことができません。
デンタルフロス、歯間ブラシを併用することで、磨き残しをさらに減らすことが可能となります。 それ以外にも、デンタルリンスなどでうがいをすることにより、汚れを落とし歯周病菌リスクの抑制にも一層効果的となります。
また、舌の上にうっすらと白い苔のようなもの(舌苔)がありますが、それは食べかすや口腔内の細菌の死骸などの集まりです。 これをそのままの状態にしておくと口臭や細菌の繁殖の原因にもなるため除去する必要があります。
ところが、虫歯や歯周病などのケアや、舌苔の除去をどのようにすれば良いのかなんて患者様は分かりません。 正しくお口のケアをして頂くためにも、当院では、デンタルフロスや歯間ブラシ、デンタルリンス、舌クリーナーなど、 患者様に合った口腔ケアグッズを提案させて頂いております。
また、当院ではスイスのEMS社が製造している超音波機器を導入しています。
この機器では主に歯石の除去を行います。
この機器の特徴は3つです。
この機器の導入により患者様の負担が大幅に軽減され、なおかつ治療効果も大幅に上がりました。
また治療後はメンテナンスを行いますが、当院のメンテナンスの特長として「エアーフロー」があります(自費診療)。「スイスEMS社のエアーフロー」を導入しています。これまでもエアーフローの機器は存在していましたが、虫歯や歯周病の原因となる「バイオフィルム」の除去ができませんでした。しかし、このエアーフローは、バイオフィルムを短時間でしっかりと除去できます。それ以外にも歯と歯茎を傷つけず施術できることも特徴です。超音波スケーラーなどでは届きにくい部位の歯周ポケットのケア、そしてインプラントのメンテナンスにも今後積極的に使用していきます。ちなみに、世界の予防最進国であるスウェーデンのイエテボリ大学では、この機器の有効性を認め、すべてこのEMS社のものに買い換えています。院長を含め、当院スタッフもこの機器を利用して毎回メンテナンスを行っています。
患者様のライフスタイルは千差万別です。お昼に仕事をしていらっしゃる方もいれば、夜間に勤務されている方もいらっしゃいます。 両方の患者様に「歯磨きは夜のおやすみ前にしてください」と通り一遍にお伝えしても、夜にお仕事をされている方には無理な話です。
そのため、当院では患者様のライフスタイルに合わせた予防法を提案しております。
「虫歯になっても、削って治療をすればよくなる」
このように考えている方は多いのではないでしょうか。
確かに、虫歯の部分を削り取り、硬い金属の詰め物・被せ物をすると、何だか以前よりも丈夫になった感じがしますよね。
残念ながら、丈夫になるどころか、治療をすればするほど歯は悪くなっていき、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
お口の中というのは非常に過酷な環境に置かれています。熱い食べ物、冷たい飲み物が絶えず入ってきますし、 物を噛み砕く際は、歯と歯がはげしくぶつかり合います。この厳しい環境が原因で、「歯」と 「詰め物・被せ物」の間には目で確認できないほどの小さな隙間がどうしても生じてしまいます。 そこから虫歯菌が侵入し、虫歯が再発することになるのです。
そして、一度、治療した歯を再治療する際には、さらに大きく歯を削る必要があります。
この再治療のサイクルを繰り返してしまうと、最終的には削る歯もなくなり、抜歯、 そしてインプラント・入れ歯・ブリッジの流れを辿ることとなってしまいます。
1度治療した歯は強くなったのではなく、弱くなったという認識が大切です。
治療後、虫歯の再発とならないために、予防・メンテナンスの正しい知識を持ち、少しだけこれまでと違う行動をとることが大切となります。
歯科医院での定期的な予防・メンテナンスを「している方」と「していない方」の年齢別の統計があります。 これによると80歳になったときに残っている歯の本数にはメンテナンスを「している方」と「していない方」には 9本近くの開きがでるという結果になりました。
以下、もっと分かりやすく「メンテナンス」をしている場合としていない場合の比較を説明したいと思います。
痛い時だけ通院する方の歯のライフサイクル
定期的に通院する方の歯のライフサイクル
「3~6ヶ月に1回の定期的メンテナンスに行くのは面倒だし、費用も高くなりそうだな」と感じておられる方も多いと思います。 しかし、結果はどうでしょうか。定期的に通院した方が、約300万円も治療費を抑えることができます。
分かり易い例として治療費に差が出ることをご紹介しましたが、定期的に歯科医院へ通うことで80歳になっても自分の歯でいられるのです。
多くの方は「歳をとれば、自然に歯が抜けてしまうものだ」と考えられていますが、この認識は間違っています。 若い頃から歯科医院で定期的にメンテナンスを受けていれば、80歳になっても20本以上の歯を残すことが可能です。
歯を失うことの辛さは、実際に失った方でないと分りませんが、事実、生活の質が落ちてしまいます。 快適な老後を送るためにも、早いうちから歯のありがたみを理解し、日々のブラッシング、 定期的なメンテナンスを生活習慣の1つに組み込むことが非常に大切となります。
ここまで読んで頂ければ、虫歯・歯周病の治療が終了しても、治療前の生活習慣や歯に対する考えのままであれば、 結局、再治療の可能性が高まることがお分かり頂けたと思います。
現在の歯科医療では、虫歯・歯周病の原因が解明されており、どのようにすれば虫歯・歯周病を防げるのかの 予防法が確立しています。
虫歯・歯周病になってしまったのには、あなたにそれだけのリスク(生活習慣、ブラッシングの方法、間食などなど) が存在していたからです。 このリスクを減らすことができなければ、治療したとしても再発する可能性は高まります。
歯医者でのメンテナンスでは、単に歯石・バイオフィルムなどを除去するだけでなく、あなたのリスクを把握し、 そのリスクコントロールのアドバイスも行いますので是非有効にご活用ください。
せっかく治療した歯。
できるだけ長く、快適な状態でいたいですよね!
今度は治療のために来院するのではなく、お口のケアのために歯医者にお越しください!
各治療の料金はこちらをご参照ください。