毎週土曜日には、
「日本小児歯科学会の専門医」である
女性ドクターが担当します!
毎週土曜日には、
「日本小児歯科学会の専門医」である
女性ドクターが担当します!
当院のお子様への治療に対する基本方針は、「無理強いをしない」です。
つまり、お子様が治療を嫌がっていれば、親御さんの希望があってもその日に治療することはせず、次回の来院時に治療をするということです。
小さいお子様ほど敏感です。本人が嫌がっているにも関わらず、無理矢理にでも治療をしてしまえばその過去がトラウマになり、大人になってもなかなか歯医者嫌いは治りません。そうなってしまっては、親御さんの手を離れた後に定期健診で歯科医院に行くかどうかは本人次第となってしまいます。
詳しくは歯のメンテナンスに記載していますが、定期的に歯科医院で診てもらう習慣がなければ、早期に歯を失うことにも繋がりかねません。なぜなら、いくら丁寧に歯磨きをしていてもしっかり汚れを落とすことはできませんし、虫歯や歯周病の原因となるその汚れは歯科医院で行う歯のクリーニングでしか除去できないためです。
一見すると小さな問題に見える「歯医者嫌い」ですが、この小さな問題に払う代償は非常に大きいと言わざるを得ません。
お子様のことを考えて「すぐに治療をしてほしい」と思われるお母様のお気持ちは分かります。ですが、当院はすべての患者様に長期にわたってご自身の歯で過ごして頂きたいと考えており、そのためには小さい頃に「歯医者=恐くない」と感じて必要があります。
だからこそ、お子様が嫌がっている時は治療をせず、お子様が治療に協力してくれる時が来るのを待つのです。
当院の考え方に共感して頂ける親御さんがいましたら、ぜひお子様の治療を私達にお任せください。
意外と知られていないことですが、生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には虫歯の原因菌は存在しません。それにも関わらず、成長するにつれて虫歯が増えてしまうのはなぜでしょうか。
それは虫歯が「感染症」であり、周囲の大人とのスキンシップによって赤ちゃんのお口へと感染してしまうためです。赤ちゃんにキスをしたり、口移しで食べ物を与えたりなどすることによって、知らず知らずのうちに虫歯菌が赤ちゃんに移ってしまっているのです。
ですが、ご安心ください。虫歯が感染症である以上、虫歯になりにくくする対策がもちろんあります。
その感染症対策には、次の3つの方法が効果的です。
「マイナス1歳からの虫歯予防」をご存知でしょうか?
赤ちゃんが生まれた時は0歳です。マイナス1歳とは、お母様のお腹にいるときの状態で、その時からお子様への虫歯感染を予防するための取り組みを行おうというものです。
先ほども述べましたが、虫歯菌は人から人へと感染します。特にお子様への虫歯菌の感染は、母親から子供へとスキンシップを通して移るケースが多いといえます。そのため、まずはお母様のお口の中を清潔に保つことが大切となります。
お口の中を清潔に保つためには、食後の歯磨き習慣に加え、 歯科医院で行われているPMTCと呼ばれる、“プロによる専用機械を用いた歯のクリーニング” を定期的に受けられることをお勧めします。
PMTCを受けられることで、 毎日の歯磨きだけでは落とすことができない汚れを除去することが可能です。 詳しくは、こちらの歯のメンテナンスの項目をご覧ください。
~横浜市歯科医師会がサポートします~
妊娠中の歯周病は、早産・低体重児出産のリスクを高めます。
また、妊娠中の歯科治療は、時期により使用できる薬剤が変わります。
症状が出る前に歯科健診でお口のトラブル回避をお勧めします!
虫歯からお子様を守る2つ目の手段は、「感染経路の遮断」です。
育児に追われて歯のケアを怠りがちになると、お母様の口腔内には大量の虫歯菌が増殖してしまいます。この時期に「お母様が口をつけたスプーンで離乳食をあげる」ことや、「お母様が小さく噛みちぎった食べ物を与える」、「お子様にキスをする」などすることで、虫歯菌がお子様に感染します。
極論を言えば、上記のようなスキンシップを一切行わなければ感染経路を遮断でき、お子様が虫歯になる可能性を抑えることができます。しかし、このようなスキンシップはお子様への愛情表現として非常に大切な行為です。
それでは、安全にスキンシップを取れる方法はないのでしょうか?
あります! キシリトールの活用です!
キシリトールの効果を簡単に言ってしまうと、虫歯の原因となる、悪玉ミュータンス菌を善玉ミュータンス菌に置き換える現象を引き起こすことができ、虫歯になりにくいお口の環境を作り上げることが可能となります。
そうすることにより、虫歯の原因となる悪玉ミュータンス菌がお母様のお口からお子様に感染することを避けられます。
ただ、毎日の歯磨きをせず、キシリトールの摂取をしているだけで虫歯予防になるという訳ではありません。日々の歯磨きを欠かさず、デンタルフロスや歯間ブラシなどの清掃補助器具、そして後述するフッ化物によって歯質を強化した上でキシリトールを摂取する。そうすることで初めて虫歯予防になります。
ぜひご家族で取り組んで頂き、お子様とスキンシップをいっぱい取ってあげてください。
お母様から子供に虫歯菌が移ると、子供は免疫力が弱いため一気に虫歯菌が増え、 虫歯があっという間に広がります。
虫歯菌から子供を守るため、歯科医院では抵抗力の強化として、次のことを行っています。
以下、それぞれの説明をいたします。
歯科医院を受診されることで、次の方法で子供の歯を守ることができます。
子供が歯磨き好きになるように指導します。
虫歯が多発する部位は、
TBI(歯磨き指導)では、(I)と(II)から発生する虫歯を防ぐために効果的なブラッシング法を楽しみながら指導していきます。
上記(III)の歯の溝は複雑で、ブラッシングだけでは虫歯の予防が不可能な部位です。
生え替わったばかりの奥歯の永久歯は大人と比べて溝が深く、そこに食べカスなどがはさまって虫歯になることがよくあります。シーラントは奥歯の溝をレジンというプラスチックを歯の溝に接着させる方法です。
乳から永久歯に生え替わったタイミングで治療すると効果的です。
歯の表面のエナメル質は「フッ素」を取り込み、歯質を強化するという性質があります。
乳歯や生え替わったばかりの永久歯は非常に弱いのですが、フッ化物塗布によって虫歯菌に抵抗する歯質にすることができます。虫歯菌に負けない歯を作りましょう。
各治療の料金はこちらをご参照ください。